社内研修の実施
社内研修の実施
パワハラを予防するためには、管理監督者を含む従業員に、定期的に研修を実施することが効果的です。
話す視点が異なっていますので、管理監督者(加害者になる可能性あり)向けと一般従業員(被害者になる可能性あり)向けに、対象を区分した方がより効果が上がります。
「▼職場環境チェックリスト」などを活用して、考えさせる研修がよいです。
DVDなどの映像を見るだけよりも、実際に考えてチェックを入れたり、小グループで議論するなど、手を動かしてみることや、話をしながらすると自分ごとになりやすく、効果がより上がります。
また、あらかじめシナリオを作り、ロールプレイをしてみるのもよいです。
上司が部下の役、部下が上司の役をやってみます。上司役の部下の演技を受けて、「無自覚な」上司は、ものすごく大きな「自覚」が得られるものと考えます。自身の言動への大きな気づきが得られます。
あるいは、「パワハラ予防カード」を使って、パワハラ予防のポイントと手順を見て覚えるのもよいです。
こうした研修は1回やって終わりとすることなく、定期的(少なくとも1年1回)に行うことで、パワハラなどのハラスメントがない、働きやすい職場になっていきます。粘り強く、頑張っていきましょう。
過去1年間に職場で起きた出来事や、自らに当てはまる場合は、「はい」にチェックしてください。
No. | 質 問 |
---|---|
1 | 部下を60分以上連続で、指導したことがある。 |
2 | 部下を立たせたまま、指導することがよくある。 |
3 | 部下を指導する際、机を叩いたことがある。 |
4 | 部下を指導する際、物を投げたことがある。 |
5 | 部下を指導するときは、 ほとんどの場合、個室ではなく一般オフィスで行う。 |
6 | 指導メールには、同じ部署全員や他部署関係者もCCに入れる。 |
7 | 「〇〇さんはパワハラよくしますからね」 「それパワハラですよ」と、冗談を言われたことがある。 |
8 | 「その指導は行きすぎではないか」 「厳しい指導はほどほどにしたほうがよいのではないか」 と、同僚や上司から言われたことがある。 |
9 | 部下を指導して、部下が泣いたことがある。 |
10 | 部下を「お前」と、呼んだことがある。 |
(注)実際は、これより下にも質問があります。
おかど社会保険労務士事務所(代表・特定社会保険労務士 岡戸久敏)では、愛知県知多・西三河碧海エリアを中心に、人事労務に関する業務を通じて、愛知のモノづくりの継続的な発展に貢献します。
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