【「上司 豊田章男 トヨタらしさを取り戻す闘い 5012日の全記録」を読了しました。】

「上司 豊田章男 トヨタらしさを取り戻す闘い 5012日の全記録」やっと、この本が読了できました。
私がトヨタ好きであることは、皆さんに公言していて、”トヨタ”とか、”豊田”(この場合、読みは「とよだ」です。)と、題名に書いてある本は、積極的に読んできました。
この本の題名にもなっている、豊田章男さんが社長になられてからリアルタイムで、テレビとか、新聞とかで、行動、発言を見ていました。
その豊田章男さんの公式の場での発言が、この本にはそのまま書かれていて、
そして、著者の藤井英樹さんが、その時々の発言の真意とか、発言に込められた想いを、丁寧に書かれています。
その発言、出来事があった時のことを思い出しながら、読んでいたので、1日1ページしか読めない日もありました。
ビジネススクールの仲間とか、東海4県の仲間とか、社労士の仲間に、
私があまりにも熱くトヨタを語るので、
前職はトヨタにお勤めでしたか?とか、トヨタの関係者ですか?と聞かれるのですが、
仕事では、私は”トヨタ”とは全く関わりはないのです。
では、なぜ、こんなにトヨタ好きになったのか?
トヨタの地元、愛知県の出身で、今も愛知県に住んでいる。
これも影響あります。
幼い頃から、クルマではトヨタを一番見ていますし。
これまで乗ってきたクルマは、すべてトヨタ。
クルマの購入時には、主だった他のメーカーのディーラーにも行って、比較検討するのですが、結局、トヨタのクルマになってしまいます。
クルマが壊れたり、変な故障をしたことは、一回もありません。
前職で、EV・PHVの黎明期に、普及のためのプロジェクトをしました。
その時、初代プリウスPHVの開発主査だった田中義和さんと、一緒にプロジェクトを進めました。
田中さんの技術者として、プリウスPHVに賭ける想い、良いなあと思いました。
また、トヨタ自動車本社で、試作車のプリウスPHVに試乗させてもらいました。
その頃から、トヨタ関係の本を読むようになり。
強烈な影響を与えたのは、「リーダーズ」というテレビ番組です。
トヨタ自動車創業者の豊田喜一郎さん、創業時の苦しい時代を支えた石田退三さん、神谷正太郎さん、豊田英二さん、などなどの方々を、テレビで拝見していると、日本の自動車産業は信じられないような努力のもと、作り上げられたのだなあと、目が潤んできます。
そして、大野耐一さんの「トヨタ生産方式」(本の題名)です。
この本は、軽く10回は読んでいると思います。トヨタ生産方式と言えば、「ジャストインタイム」と、人偏の付いた「自働化」。
他にも、ビジネスの基本となることが満載です。
しかし、私の想いとは裏腹に、トヨタのクルマは、つまらなくなってきました。
クラウンやカローラが、モデルチェンジをするたびに、カッコ悪くなっていきました。
スポーツカーも次々となくなっていくし。
庶民には手が出ない、レクサスばかり力を入れていると。
そんな時、創業家の豊田章男さんが社長になられました。
初めは様子見でしたが、アメリカでのリコール問題が起きた時、もうトヨタはダメかと思いました。
ところが、テレビで見ていたのですが、アメリカ議会公聴会での豊田章男さんの発言が本当に良かった。
アメリカトヨタの従業員の人達が感動して、涙している。
その時、トヨタは乗り切った。良かったと思いました。
そして、変わっていくと予感しました。
「上司 豊田章男」では、そのあたりのことも詳しく書かれています。
豊田章男さんが、よく話されていた、
・もっといいクルマをつくろうよ
・世界一ではなく、町いちばんを目指そう
・自分以外の誰かのために仕事をしよう
とても良い言葉だと思います。
そして、本には、「幸せ」とか、「仲間」とか、「感謝」という言葉が、何度も何度も登場してきます。
私がよく使う言葉と同じで、嬉しくなってきました。
豊田喜一郎の名前が出てくると、泣きそうになるのは、ヤバいですけど。
この本「上司 豊田章男」は、私にとって、とても大切な本になりました。
しばらくしたら、また読みます。
次には、1400ページ超の大著が待っています。
巨○トレのファシリテーター曰く、世界一の本とのこと。
読み込みます。
素晴らしい本に感謝です。




