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【安全体感・体験研修会に参加しました】

9月24日水曜日、愛知県大府商工会議所主催の「安全体感・体験研修会」に参加しました。

イヅミ工業株式会社さんの本社工場で、現場での研修になります。

イヅミ工業さんは、豊田自動織機株式会社の子会社で、工作機械と自動車部品に強みがあります。

労災ゼロを目指し、全従業員(現場以外の事務系の従業員を含めて)に対し安全教育を行うため、「モノづくり安全道場」を社内に設置し、体感・体験教育を行なっています。

今回、大府商工会議所会員の希望者に対して、従業員にされているのと同じ体感・体験教育をしていただきました。

1.まず、災害事例に学ぶ、ストップ6+αを座学で。

ストップ6+αとは、

 ①機械動力への挟まれ

 ②重量物との接触

 ③車両との接触

 ④墜落

 ⑤感電

 ⑥高熱物との接触

 +α中毒・酸欠です。

ストップ6は、トヨタグループ全体で取り組んでいる安全への取り組みです。

+αは、豊田自動織機さんがプラスして取り組んでいる取り組みになります。

2.KYT危険予知トレーニング及びグループディスカッション。

KYTの基礎 4ラウンド法について学び、グループで取りまとめて、発表しました。

 第1R 現状把握(どんな危険が潜んでいるか)

 第2R 本質追及(これが危険のポイントだ)

 第3R 対策確立(あなたならどうする)

 第4R 目標設定(私達はこうする)

3.挟まれ・巻き込まれの体感度実演

 ①ロボットを止めず災害による挟まれ

 ②残圧装置(シリンダー)による挟まれ

 ③チェーンによる巻き込まれ

 ④卓上ボール盤による巻き込まれ

 ⑤自重落下による重量物との接触

 ⑥感電装置による感電

道場長による6つの実演があり、その後、②、③、⑤、⑥を体感しました。

そして、カッターナイフで切っても、破れない手袋を体感しました。

①から⑥の事故に遭うと、確実に手がなくなり、足が砕け、そして、死にいたることが実感できました。恐ろしいことです。

安全確認の知識、手順を体に染み込ませることは、絶対に必要です。

道場長が強く強くおっしゃっていたのは、

○電気を動力として機械では、

「停止状態」と「待機状態」の違いをしっかり理解して、補修作業をしないといけない。

○エアを動力としている機械では、

停止しても、エアの圧力でシリンダーは動くので、必ずエアを抜いてから補修作業をしなければならない。

ということです。

4.VR(仮想現実)による安全体感実演

VRによって、実際の危険を経験しました。

①ホイストクレーン作業時の重量物落下

②グラインダ使用時の切創

③ローラー機械による手挟まれ

④脚立を使用した高所作業時の墜落

⑤重量物の倒れ

です。

私は、⑤重量物の倒れ、④脚立を使用した高所作業時の墜落を体験しました。

実際にこれが起こったら、確実に死ぬと実感できました。

私は、社労士として、製造業の皆様のお役に立ちたいと考えております。

製造現場での安全安心をどのように実現するのか、その一端を経験・体感できたことは、とても大きなことでした。

お客様の気持ちを少しでもご理解できるよう、更に努力をしていかなければと決心しました。良い機会でした。

イズミ工業さんの小出道場長、皆様、大府商工会議所の梶本さん、

素晴らしい研修をありがとうございました。

↓イズミ工業株式会社の看板(車中から)

このブログを書いたのは、愛知県、岐阜県美濃地方、三重県北勢地方で主に活動をしています、定着率カイゼン講師&コンサルタント(特定社会保険労務士、行政書士)の岡戸久敏です。

(名古屋・西三河・知多の特定社会保険労務士 – おかど社会保険労務士事務所 (https://sr-hokado.jp))

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この記事を書いた人

岡戸久敏のアバター 岡戸久敏 特定社会保険労務士  行政書士

愛知県知多半島生まれ、名古屋市在住。
定着率カイゼン講師、承認ファシリテーター。
人事評価制度プロフェッショナル。
ワンストップ社労士。

採用と育成のコストを500万円削減するカイゼンをします。お客様にお会いし、ご提案し、夢を実現して幸せになっていただたいと、願っています。「承認」で、すべての働く人が活き活きと、幸せそうに仕事をしている。社員が定着して売上が上がり、会社がずっと成長し続ける。そんな社会が実現できるよう、生涯一社労士として、日々奮闘中です。

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