【自動車部品製造会社への視察研修に参加しました】
愛知県、岐阜県美濃地方、三重県北勢地方で主に活動をしています、定着率カイゼン講師(特定社会保険労務士、行政書士)、承認ファシリテーターの岡戸久敏です。(名古屋・西三河・知多の特定社会保険労務士 – おかど社会保険労務士事務所 (sr-hokado.jp))
1月29日水曜日午後、愛知県大府商工会議所主催の視察研修に参加しました。
行き先は、株式会社東海理機さんの東浦工場、本社大府工場でした。
クルマの「安全」と「快適」、そしてそれを支える重要な部品を作っておられます。
具体的には、
ワイパー&ブレード、ウォーターバルブ、スプリング、アセンブリー部品などです。
中でも、ワイパー&ブレードは、トヨタ車のほぼすべてを
東海理機さんが作っているとのことです。
視察は、大府市役所からバスで、まず東浦工場へ。
東浦工場では、
①安全活動の説明
②部品加工(ベンダー)
③ワイパーアームの組付
の見学、説明でした。
次に、本社大府工場に移動し、
本社大府工場では、
①ワイパーAssyの組付
②ブレードの組付
の見学、説明でした。
自動車関連工場のカイゼンへの取り組みについて、実際に製造をしている現場を見学でき、
また、説明をいただいた西社長始め皆様の説明がとても分かりやすく、感謝しています。
工場内を拝見しまして、5Sがしっかりなされていることに期待感が増していきました。
視察内容はとても素晴らしく、多くの学びがありました。
安全活動の説明では、
新人社員はまず安全教育をしっかり行なって、それから担当するラインに入ってもらうなど。
安全をとても大切になさっていることに感銘を受けました。
労災は、絶対に防ぎたいという会社の気持ち、そして工夫が伝わってきました。
現場では、カイゼンに次ぐカイゼンで、驚きでした。
リードタイムを5年前と比較して、50%近く減らしている工程がいくつもあり、
また、人を減らしていながらも、作業時間が同じであるというお話も驚きでした。
機械やロボットできることは、機械やロボットにやってもらう。
それでも、人の手でなければできないことがあります。
繊細な組立や製品な検査です。
NHKテレビで、探検ファクトリーという番組がありますが、いつも人でなければできない工程が紹介されます。
職人技です。
それに、女性従業員の方がとても多くいらっしゃいました。
外国の方も多くいらっしゃるそうです。
すべての働く人が、働きやすいように様々な取り組みをされています。
例えば、ライン本数を減らし、それと共にラインの配置を変えて、
通路を広くして、移動がしやすいようにしたこと、などなどです。
東海理機さんは、カイゼンにカイゼンを重ねていらっしゃいますが、更にカイゼンを考えていらっしゃいます。
部品や製品を運ぶことです。
現在は人の手によっていますが、これを自動化したいとのことです。
それと、採用が難しいとのことです。
人口減が影響しているようです。
技能実習生の方々が大きな戦力になっています。
私は、自動車関連会社、製造業の皆様のお役に立ちたいという想いをもって、
社会保険労務士・行政書士の仕事をしています。
いろいろな経緯から、「トヨタ生産方式」にとても興味を持ち、大野耐一氏の「トヨタ生産方式」を何度も何度も読みました。
以前、トヨタ自動車の工場見学では、いつまでもラインを見て「トヨタ生産方式」の確認をしていて、置いてきぼりになったこともあります。
しかしながら、私は事務系のものであり、また、前職は公務員でしたので、
実際の生産工程を間近で見て、カイゼンの説明をお聞きするという経験はあまりなく、今回の視察研修は本当に感謝ばかりです。
これからもますます、東海理機さんが持続的な発展をされ、
地域社会の発展のためにご貢献をされ、モノづくり愛知の底力を見せていただければと、ご期待いたしております。
東海理機の西社長さん始め皆様、大府商工会議所の皆様、大府市役所の皆様、
素晴らしい視察研修をありがとうございます。
この視察研修の一期一会に感謝です。